いえ、違います。根本の原因はマインドセットです。
なぜなら、コミュニケーションの根っこにあるのは「理解してもおうとすること」と「理解しようとすること」だからです。
つまり、その姿勢を怠らなければ、ほとんどの「コミュニケーション不足」は解消されます。
わかりやすく職場での例をみてみることにしましょう。
職場で起きるコミュニケーション不足
例えば、「鬼滅の支援」というコミックスを販売している、アドマーニ出版(株)があるとしましょう。
「鬼滅の支援」は大人気ですから、今のままでは人手が足りません。
そこで、営業部にAさんを新規採用しました。
以下は、そんなAさんと上司のやりとりです。
後日・・・
コミュニケーション不足の原因は?
さて、Aさんのケースが、コミュニケーション不足から生じた問題であることは明らかですが、その原因は何だったかと言うと、2つあります。
1つは、上司が「これやって」と非常にあいまいな指示しか出していないこと。
もう1つは、Aさんが「これやって」の内容を明らかにしないまま仕事にとりかかったことです。
なので、Bさんの「聞いてないから知らんし」という言い分はよくわかります。
しかし、上司は他人です。他人の行動を変えることはできません。ですから、自分の行動を変えるのです。
たとえば、「これやって?というのは、具体的に何ですか?」のように質問すればいいのです。
それがつまり、「理解しようとすること」であって、コミュニケーション不足の問題の解消へとつながるはずです。
ただ、「マインドセット」を整えるためには、「コミュニケーションをとれる環境にいる」ことが大事です。
アドマーニでは利用者さんと職員のコミュニケーションを密にとっていますので、職員とのやりとり自体が練習になります。
ですので、「練習できそうな環境かどうか」を、確かめに足を運んでみてください。
スタッフ一同心よりお待ちしています。