私はこの就労移行支援に来る前は、広汎性発達障害と診断されて、都内の就労移行支援に通っていました。
電車に乗ることが怖くなってしまい一か月程度で事業所を退所しました。
それからアドマーニに通うまで
それから二年間程度家にいて、病院を受診したり、電車の乗車訓練などをしたりしていました。
人とのつながりもなく、不安でいっぱいでした。
コミュニケーションにも自信がありませんでした。
症状が落ち着いてきたので、自宅から近いア・ドマーニ春日部の資料請求をしました。
所長の大西さんが自宅を訪れてくれて、事業所の話をしてもらい、少し落ち着いたころに見学に行くことになりました。
アドマーニに通ってできるようになったこと
ア・ドマーニ春日部に通所するようになり、出来るようになったことが沢山あります。
家にいた時間が長かったので、早起きの習慣がついていなかったけれど、通所するようになり、生活リズムが少しずつ整ってきました。
働ける体力をつけるため、帰ってから一時間のウォーキングを始めました。
仕事に週5日通うためにも大事な事だと思い、継続していきたいです。
グループワーク
はじめは人が怖いと思っていたけれど、グループワークに参加してみて、いろいろな人と話せるようになってきました。
グループで旅行の企画書をつくるという授業があり、それぞれの意見が出たので私はよく話を聞くように心がけました。
グループで意見を出し合い、旅行の日程などを決め、最後はうまくまとめることができて良かったです。
チームワークのおかげで発表もうまくいき、嬉しかったです。
私は障がいの特性で雑談することが苦手です。
目的のない会話などができなくて困ることがあります。
ア・ドマーニ春日部に来ることで、人と会話する機会が増えました。
何気ないことでも声をかけてもらえると嬉しい気持ちになるし、私も自分から挨拶をするなど、声をかけてみようと思えるようになりました。優しい人が多いので安心して通えています。
電話対応に挑戦してみた
ア・ドマーニ春日部では、プロジェクトチームという朝礼や終礼、電話対応の当番も行っています。
私は聞きながらメモをとることが苦手なため、電話対応が心配でしたが支援員の方が一対一で丁寧に教えてくれました。
ロールプレイも行ってくれて厳しく特訓してもらえたおかげで、少しは取り次ぎができるようになってきました。
うまくできるように家でも練習をしました。全くできないよりここまでできるというアピールにもなるので苦手でも挑戦してみることが大事だと思いました。
小さな経験が自信につながっている
通所するようになってから、小さな経験が少しずつ自信につながっていっていると思います。
思い切って何かをはじめてみることは大事なことです。
授業で学んだことは、やる気の出ないときほど動いてみると気分も変わってくるということです。
また、マインドフルネスなど呼吸に集中することも何か落ち込んだ時にやってみると楽になります。
今の気持ち
まだ就職活動には至っていないけれど、この調子で訓練を続けて就職に近づいていけるといいなと思います。
通える居場所ができたことは、私にとっても家族にとっても大きな変化なので、感謝を忘れずに過ごしていきたいです。
私は物事に過集中になる特性があるので、気持ちの切り替えが苦手です。就職に必要なのは続けることだと思うので、いつも明るい気持ちでいることを忘れないようにしたいです。
これからも支援員の方に助けてもらいながら、自分のペースで就職に向けて訓練を継続していきたいです。