「今日やる予定だった課題が全部終わらなかった…」 「計画通りにいかないなら、最初からやり直したくなってしまう」
就職に向けて頑張ろうとするとき、このように自分に厳しいハードルを課して落ち込んでしまうことはありませんか?真面目で責任感が強い方ほど、こうした思いを抱えて一人で悩み込んでしまいがちです。
私たち支援員も日々のサポートの中で、こうした「完璧を目指しすぎて心が疲れてしまう」ご相談をたくさん受けています。
今回は、そんな気持ちを少しずつ和らげ、自分を優しく受け止めるための「まあいっか」の思考法を、現場での事例や実践例と共にみなさんと共有したいと思います。

完璧主義で苦しくなってしまう理由と盲点
「何事も100点満点でこなさなければならない」と考えてしまう背景には、いくつかの共通する原因があります。
原因1:「失敗=自分の価値が下がる」という思い込み 少しでもミスをしたり計画が崩れたりすると、「自分はダメだ」と全否定されたように感じてしまうことがあります。失敗を極端に恐れてしまうため、取り組むこと自体が怖くなってしまうのです。
原因2:「~すべき」という強いこだわり 「毎日必ず〇時間勉強すべき」「一度決めたスケジュールは絶対に守るべき」という思考に捉われると、できたことよりも「できなかったこと」ばかりに目が向いてしまいます。
盲点:完璧を目指すほど行動が止まりやすくなる 実は「完璧にやらなければ」と強く思うほど、最初の一歩を踏み出すハードルが上がってしまいます。その結果、行動に移すまでに時間がかかり、かえって自分を追い詰めてしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
心を軽くして「まあいっか」と言えるようになる3つの解決策
完璧主義の波を乗り越えるために、日々の生活で試せる具体的なアプローチをご紹介します。
解決策1:合格ラインを「60点」に設定してみる 目標を100点ではなく「60点(まず終わらせればOK)」に下げる練習をしてみましょう。 例えば、パソコン訓練で資料を10枚作成する予定だった場合、「今日は3枚作れたから60点!これで十分」と捉え直します。途中で提出したり終わらせたりする体験を重ねることで、「完璧でなくても前に進めている」という実感を得られます。
解決策2:言葉に出して思考のループを断ち切る モヤモヤした気持ちが頭を離れないときは、あえて「まあいっか、今回はこれでよし!」と口に出して言ってみてください。言葉に発することで脳が「ここでひと区切り」と認識し、ネガティブな思考のループをストップさせる効果があります。
解決策3:作業を細かく分解して「スモールステップ」で進める 「全体の完成」を目指すとプレッシャーが大きくなります。そのため、作業を「資料を開く」「1行だけ入力する」というように最小単位まで分解してみましょう。 実際にア・ドマーニ久喜に通う利用者さんでも、「まずは机に座るだけ」「通所して10分作業するだけ」という小さな目標からスタートし、少しずつ「できた」という感覚を積み重ねて自信を取り戻された例がたくさんあります。
「まあいっか」を受け入れた先にある未来
「まあいっか」と自分を許せるようになると、失敗への恐怖が薄れて新しいことにも落ち着いて挑戦できるようになります。
実際の職場でも、求められるのは「常に100点を出し続けること」ではなく、「周囲に相談しながら、自分のペースで安定して長く働き続けること」です。適度な柔軟性を身につけることは、就職後も自分自身を守る大きな武器になります。
就労移行支援事業所ア・ドマーニ久喜では、一人ひとりの「今のペース」を大切にしながら、個別面談や日々のプログラムを通じて、自分に合ったストレス対処法や考え方のコツを一緒に見つけていきます。
「自分に厳しくしすぎて疲れてしまう」「自分のペースで就職準備を進めたい」と感じている方は、ぜひ一度ア・ドマーニ久喜の見学や体験にお越しになりませんか?私たちが寄り添いながらサポートいたします。